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浜松市中区佐鳴台3丁目51−1 MAP
ステマ?度はレビュー投稿における「信頼性の低いアカウントの割合」から算出しており、ステマレビューを含む可能性を示す指標ではありますが、ステマ行為を特定・断定するものではありません。
ステマ?度の算出方法について
TAKAHIRO NEDACHI(80)
2023/08/26
【浜松・佐鳴台「割烹桑はら」丁寧な調理と確かな味で職人魂を垣間見る”おかませ昼懐石”】 浜松は佐鳴台のグリーンストリート沿い「THE NORTH FACE 浜松佐鳴台店」の隣にひっそりと佇む「割烹桑はら」へ。 浜松に移り住み、早15年。「お値打ち価格で本格懐石が楽しめる」と友人知人からの高評価があり、こちらの和食店の存在を知りつつも、完全予約制ということもあり、なかなか訪れるタイミングを逃していましたが、この度ようやく訪れる機会があり、夫婦で楽しみにやって参りました。 「割烹桑はら」は、21年前に開業され、現在は店主である桑原章好(Akiyoshi Kuwahara)さん御一人で営業されています。そのため、予約は完全予約制。定休日を設けることなく、予約のない日は休日とのこと。仕込みの兼ね合いで当日予約は厳しいため、事前予約がお勧めです。 暖簾をくぐった先は、カウンターのあるこじんまりとした造りで、席は、カウンター6席、テーブル席4席×2で14席となります。この日の予約は私たちで貸切。こちらは、昼も夜もおまかせ懐石コースとなり、昼は¥1,500(税抜)〜、夜は¥3,000(税抜)〜でどちらも¥500刻みでオーダー可能なため、今回は焼き物が入る一人前¥3,000(税抜)の”おまかせ昼懐石”をお願いしています。 店主の桑原章好さんは、昭和40年豊橋生まれの58歳。高校時代のバイト「ちゃんこ江戸沢」で初めて包丁を握り、その後、関西で修行を積み、料亭仕込みの腕を磨き、三ヶ日のホテルに在籍した後に独立開業。豊橋の御実家にいらした母親を迎え入れられ、こちらで同居されています。私は料理人の父が亡き後に、牧之原の実家の和食店を弟が継いでくれ、母と二人で切り盛りしていることを思い、思わず親近感を持ってしまいました。 取材等は殆ど受けられることがないため、情報があまり開示されていませんが、口コミのみで21年間やって来られたとのこと。右耳に突発性難聴を抱えていらっしゃるとのことで、静かに穏やかな口調で語る店主。会話や配膳がしやすいように、「カウンターに移動しましょうか?」と尋ねると「私、照れ屋なんで…」とはにかみながら笑う姿が印象的です。 昼からビールや日本酒を嗜むマダムたちもいらっしゃるようで、「うちは他所よりもお安く提供してますよ」とのことでしたので、次回は私たちも頂きたいところ。食中酒を楽しんでもらうために、地方毎のお米の個性が味わえる二級酒を取り揃えられています。 一品一品を作りたてで提供してくれるため、今回のおまかせ昼懐石は、8皿のコースで所要時間は2時間ほど。 店主桑原さんとの会話を挟みながら、落ち着いてゆっくりと食事を味わえます。 先付「酢味噌あえ」 黄金色に輝く酢味噌、小海老に帆立、生和布と胡瓜、そして刻んだ茗荷を添えていただきます。食をそそる塩梅の良い酢味噌が際立ちます。 八寸「小鉢四種」 つるんと滑らかな喉越しの良い生湯葉とオクラをさっぱりと。豊かな大豆の甘みを楽しめるのは生湯葉だからこそ。 バイ貝の煮付けは、丁寧な下処理あっての味わいで、柔らかくしっとりと味がしみ込んでいます。 枝豆はさやの天地をカットし、塩辛くさせ過ぎず、枝豆の甘さを引き立てる程度に塩の入りを良くしています。 山葵を添えた雲丹豆腐は、滑らかで濃厚な味わい。これ一品を摘みながら日本酒を一杯楽しめてしまいそう。 青紅葉を添えて楽しめる八寸に盛り込まれた小鉢たち。最初の先付と八寸で既に胃袋を掴まれてしまいます(笑) 「本日のお造り」 朝5時に起床し市内の中央市場へ走り、その日の鮮魚を自身の目で確かめて仕入れるこだわりぶり。この日のお造りは、鰹、鯛、鮪の三種。角が立って、切り口が照る、まさに素材の本当に味わいが楽しめ、職人技が光る瞬間。まろやかに熟成された丸大豆の醤油と本山葵を添えていただきます。 店主の桑原さんは、食材へのこだわりも去ることながら、国産の塩や熟成させた丸大豆醤油、八丁味噌、出汁ひとつ取っても、安心安全なものを適量使うことを大切にされており、一般家庭で使うものも「こんな物がお勧めですよ」と細かく教えてくださいました。実直さが伺える店主の職人気質は、何処か亡き父の面影を感じます。 煮物「蓮根蒸し」 砂糖や味醂を使わずに、出汁、塩、日本酒で作る品の良い味わいが楽しめる煮物。白身魚と摩り下ろした蓮根を蒸して、ふわふわでもっちりとした蓮根蒸しは、ぷりぷり食感の海老や旨味豊かな丹波しめじと三つ葉の香りと共に。生き返る美味しさ。 強肴「銀鱈の幽庵焼き」、名物「だし巻き玉子」 昼懐石の全てのコースに提供されるのは、”桑はら名物”の「だし巻き卵」。一人前に1個の卵を使い、出汁と薄口醤油だけで作るだし巻き。強火で一気に仕上げるため、卵液を流す音が「ジュジューッ」と響き渡る店内。湯気が立ちのぼり、熱々の状態で提供され、運ばれてくる間も器の上でぷるんぷるんと揺れ動き、その柔らかさを物語っております。一口頬張れば、ジュワッと沁み入る美味しさで、まさに極上のだし巻き。そして、この日の強肴は「銀鱈の幽庵焼き」。幽庵地に漬け込まれた銀鱈は香ばしく、身はほっくりと柔らかくとろける味わいで、爽やかな酢橘の香りを添えて。 揚げ物「天ぷら」 この日の天ぷらは、太刀魚、蓮根、オクラ、椎茸、南瓜。薄衣を纏わせたサクサクの天ぷらは国産原料100%の粗めの塩でいただきます。 御食事「茶そば」 吟味した味と香りの良い静岡産抹茶を贅沢に使用し丹念に作り上げられた「池島フーズ」の「茶そば」を使用。ツルッとした喉越しでコシがあり、香り豊かな抹茶の味わいが楽しめます。 つけ汁「なめこ汁」 熱々で提供されるつけ汁の「なめこ汁」は、なめこと白葱がたっぷりで、程良いとろみがあり、茶そばによく絡みます。つけ汁ということもあり、こちらは少ししっかり目のお味に仕上げています。 甘味「豆乳ときな粉の寒天 黒蜜がけ」 女性の美容と健康に嬉しい大豆イソフラボンをたっぷりと含む豆乳ときな粉を合わせ、ほんの少しの蜂蜜で甘みを出し、寒天は少なめで緩めに仕立て、きな粉の香り高く口当たり滑らかな食感を楽しみ、自家製黒蜜と共にいただきます。おかわりを頂きたいほどに美味しい甘味です。 古き良き時代の振り子時計のノスタルジーさが、昭和の香りと共に温かみと懐かしさを感じさせます。「お値打ち価格で本格懐石が楽しめる」と、周りから聞いていたこの評価に嘘偽りなく、低価格でありながら、これほどに丁寧な調理を施し、身体が喜ぶ、まさに和食の基本中の基本となる味を提供されているかと思うと、その誠実且つ良心的な職人魂には頭が上がりません。私たちのお気に入りの店としてランクインしたことは言うまでもなく、もう既に「次の予約はいつにしよう」と、口にしています。
櫻井貴之(4)
2023/03/07
m O(8)
2021/10/17
imam(10)
2020/04/24
美味しいです。ご主人が食材についていろいろお話をしてくれます。
山田珠美(31)
2020/03/09
美味しかったです。また行きたいお店です。
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浜松市中央区佐鳴台2丁目10−21 MAP
概算距離 500 m åp>
ジ・オリエンタルテラス(THE ORIENTAL TERRACE)
カレー 和食 ピザ フレンチ
魅力度 4603pt
ステマ?度 0%
完全シロ!
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浜松市中央区佐鳴台6丁目8−30 MAP