「PAIKAJIカレー」が美味い。

石垣島からすごいカレーがやって来た。 「スパイス欧風カレー PAIKAJI（ぱいかじ）」 は市ヶ谷の駅から程近い、公園の裏の閑静な場所にある。良い雰囲気。ちょっとダイニングバーのような大人っぽい落ち着いた空気がある。 PAIKAJI / ぱいかじは島ことばで南風。なるほど南からの新しい風が吹いてきた。石垣島「ビストロスマイル」の営業を終え、カレーメニューを抱えて名前も新たに東京市ヶ谷にで勝負に挑む。 勝負に挑む、など書いたが戸塚夫妻はにこやか、穏やか。楽しいおしゃべりと確固とした想い、取り組みの両方がある。 カレー、すごくいい。 欧風の名前を掲げるが、多くの人が考えるもったりとした高粘度のバターとクリーム強いあれではない。ましてや洋食店のクラシックタイプでもない。時間をかけて抽出したフォンを土台にしたフレンチの技法を使った料理。 カレーソースは甘さと酸っぱさのファストアタックの後に少し苦味がくる、ハッとさせられる味。フルーティな甘さで舌に記憶が焼き付きクセになる。あまり使われることがない珍しいロングペッパー（ピパーツ）を使う個性と誰もが納得しておいしいと感じる西洋料理のフォンからのアプローチがある。 ごはんの上に乗るラムポークキーマも名前に負けない個性を発揮。これまたかなりの美味しさだ。羊のクセを上手にいなしてワイルドな魅力を否定せずに難しい癖だけを押さえ込んである。これはいい。 バーグカツがすごい。これはすごい、そしてうますぎる。お肉食べてるぞ！感が強く満足感がすごい。なのに後味が重くない。なんだこれは。 付け合わせもみんないい。タマネギの醤油漬けはお酒のアテになるとまらないもの。紫キャベツの酢漬けで口内がフレッシュに。ゴーヤ、これも酸っぱいやつ。苦味と酸っぱさが心地よい。これで締めにして口の中をリセットなど使い出良い。ピクルスの小宇宙、めくるめく楽しさがある。 カレーと付け合わせまわりのバランス感やワインはビオをチョイスなど、もともとビストロをやってらっしゃったシェフらしい、繊細で全体のまとまりを感じる味と世界観。圧倒される。 市ヶ谷の古いお店を思い出した。名前を「パク森」と言った。1993年から20年ほど市ヶ谷にあったカレーの専門店。渋谷にその流れを汲む暖簾分け店が1店だけ残ったが、パク森は店を閉めて飲食業務はやらず、カレーソースの製造とEC、卸のみの業態で山梨北杜市に移転した。 さらりとしてフルーティなカレーソースとごはんの上のキーマ。全く違うものなのに、なんだか重なって見えてしまった。年寄りのノスタルジー。だがしかし、何かの流れのようなものを感じてしまう。まったく関係ないのだが、偶然に市ヶ谷の地に降り立った新しい店が、成功をして駆け抜け、この街を去って山に入ったあそこと繋がる感覚。なんとも言えない面白さを感じる。 パク森を越える魅力を持った新生「スパイス欧風カレー PAIKAJI（ぱいかじ）」は8/8、市ヶ谷にてグランドオープンとなった。

石垣島からやってきた欧風カレー 最初に4日間かけて作る 出汁を飲ませてくれる ハッシュドビーフも絶品 ご夫婦の人柄もよく何度も行きたくなるお店

石垣島️から市ヶ谷に移転『スパイス欧風カレーPAIKAJI』自分へのご褒美カレー8月8日グランドオープン - 都営新宿線市ヶ谷駅からは徒歩5分。 靖国通りから東郷通りに入り、現在整備中の「東郷元帥記念公園」の隣のビル。 石垣島の『ビストロスマイル』から、新生『スパイス欧風カレーPAIKAJI』に生まれ変わって、市ヶ谷に堂々の登場です㊗️㊗️ ファサードのポスターには、「エキゾチックスパイスピパーツって知ってる？」って。 店内は、落ち着いた雰囲気。窓からは隣接する「東郷元帥記念公園」を借景できる抜群の環境（公園は現在整備工事中ですが・・） フレンチの技術「フォン作り」にこだわり 厨房には飴色玉ねぎを大量に作れる加熱攪拌機もあって、これは期待感広がります～。 プレオープン時のメニューは ⭐︎シェフの一推し　バーグカツカレー1,600円 ⭐︎ラムポークキーマ&ピパーツカレー1,300円 ⭐︎豚トロカレー1,450円 ⭐︎ハンバーグカレー1,500円 ⭐︎ハンバーグ1,600円 ⭐︎和牛ハッシュドビーフ2,000円 《トッピング》 ⭐︎バーグカツ700円 ⭐︎ハンバーグ600円 ⭐︎チーズ100円　など 基本的には日曜日が定休日とのこと。 続々と、カレーインフルエンサーの仲間も集まってきました。 テーブルのウオーターピッチャーには、石垣島の名産で、PAIKAJIのキーコンテンツである八重山の島胡椒「ピパーツ」がホールのまま入っています。　このピパーツ入りのウォーターが、爽やかな柑橘系の香りがして、ほんのりスパイシーで、めっちゃいいんです！！！ 「ピパーツ（ホール）」入りドリンクとしては、ハイボールなど炭酸系アルコールにも絶対あうに違いない❗️ そして、ご主人がこだわり抜いた『フォン』を味見させてもらいました。鶏を使ってのフレンチでの正式名称は『フォン・ド・ヴォライユ』（鶏のダシ） 大量の玉ねぎ、人参などを飴色になるまで炒め、鶏ガラと牛すじを焼いたものと合わせて、コトコト8時間。　この工程を4日間繰り返して、ようやく完成するのが、PAIKAJIのこだわりの『フォン』がようやく完成。　　このフォンをベース欧風カレーが出来るのですが、カレーとして仕上げる前の、『フォン』を味見をさせてもらうと、一同から「すげえ！！濃厚！！香りが広がる～！！」と感嘆の声が上がります♫　　こんなこだわりの『フォン』を使ったカレーはどんな贅沢な味わいなんだ～！！　　期待値がどんどん上がります♫ オーダーしたのは、《ラムポークキーマ＆ピパーツカレー（1,300円）》にシェフの一押し《バーグカツ（700円）》をトッピングという自分へのご褒美カレー ピパーツカレーは、濃厚な『フォン』をベースにしながらも、ピパーツの柑橘系の香りに、島パイナップルのフルーティな甘さに、カレーの美味しさの三大要素の酸味と苦味も、次から次へと来る❗️ 口の中に広がって楽しいぞ〜 ライスの上に鎮座しているのが、《ラムポークキーマカレー》今度は、ラムと豚の旨味が来た来た❗️ ライスにめっちゃあうよコレ。 そして、石垣島の『ビストロスマイル』でも大人気だった《バーグカツ》 肉肉ニクニクしい　《バーグカツ》って、ハンバーグを揚げてるんだけど、もう肉の旨みの波状攻撃❣️ 石垣島️から幸せの南風（ぱいかじ）が吹き抜けてルー️ 2種のカレーにバーグカツ　食べながら、ピクルスの酸味で、口をスッキリと。 これがまたまた秀逸！！　玉ねぎの醤油漬け、紫キャベツの酢漬け、ゴーヤの酢漬け 夜はこれを酒のアテにしたら、最高やん みんなでワイワイカレー談義しながら、あっという間に完食～ 店内では、石垣島️の島胡椒『ピパーツ』も販売中　東南アジア原産のコショウ科のつる性植物。 インドネシアでは、『ヒハツ』いわゆる「ロングペッパー」と呼ばれ、和名としては「ヒハツ」。 石垣島の『ピパーツ』和名は「ヒハツモドキ」になるんだけど、ほとんど同じ味わい香りなんで、産地でも厳密に区別して扱ってないそう。 ピパーツには様々な効能あるけど、毛細血管の血流を良くするんで、冷えやむくみに良く効くと言われてんのね～ 早速、ハイボールにピパーツ入れてみたら❗️大ヒット❣️ 柑橘系の香り、スパイシーな喉越し❗️『ピパハイ』メニュー追加だねー 食後のデザート　『バニラアイスの蜂蜜がけ』 これがまた凄くて、奥様は石垣島で養蜂も手がけてたんだって。その蜂蜜を使ってる❗️ 最初から最後まで、石垣島️の魅力を感じる楽しい一夜。 ワインピパーツハイボールも進んでみんな上機嫌 8月8日のグランドオープンが待ち遠しいなぁ。 市ヶ谷に石垣島️の南風を感じに行ってみませんか？　優しい戸塚夫妻が待ってますよ～