食材の組み合わせで面白いものがあり、とても感動しました。メインディッシュの肉の火入れがとてもよく美味しかったです。　シグネチャーのサーモンはミキュイで仕上がっているものだと勝手に勘違いしていて食べた時は少し驚きましたが、おいしかったです。　店内の内装は落ち着いており、扱っているテーブルウェアもセンスが良く、本当に素敵な時間を過ごしました。ありがとうございます。

【美しく、美味しい】 雪が朝方20センチも積もっていた軽井沢だけど…。過去2度予約が取れず、今回3度目で予約が成立し、なんとしてでも訪問しようと来た「TOEDA（トエダ）」。 わずか3テーブルのレストラン。 そして、雪景色を見ながら、横に小川（湯川）が流れる、ゆったりしたステキな個室を用意して下さっていた。 信州を中心に日本各地の、食材を使い美しく美味しいお料理。 以前NHKでも2021年の『ボキューズ・ドール』日本代表として出場した大会の彼、戸枝シェフを取り上げていた。 フランスの二つ星「ジャンポール・ジュネ」、三つ星の「ジョルジュ・ブラン」、『キノコ使いの魔術師』とか『秘境の3ツ星』と名付けられた「レジス・マルコン」で修行し、帰国後数店舗を経て2011年に軽井沢にオープン。今の建物は5年前に増築しキレイになったもの。 飲み物はノンアルビール、シャンパンなどで乾杯でスタート。 ❶森 軽井沢の森のイメージで…フィンガーフード3種 ①大根のピクルス、レモンのピューレとエディブルフラワーが乗る ②サツマイモのムース、上には長野の白味噌 ③生地を焼いたカップの中には生ハム、 …なんとも器も楽しいアミューズ。アミューズにも全く隙を見せないところは素晴らしい。 ❷蕎麦の実（信州産）… …蕎麦の実で作ったサラダ。なんともキレイな一品。まるでアート。中身は蕎麦の実、リンゴ、アボカド、エディブルフラワー、外周には胡瓜のスライスが巻かれている。…なんともナイフを入れるのも申し訳ないくらいにキレイな一品。上品な美味しさ。蕎麦の実とアボカドの使い方が絶妙。 ❸信州サーモン（八千穗漁業）のテリーヌ…この店のシグネチャー料理。 キレイで繊細な料理。八千穂漁業の信州サーモを使う。キレイな冷たい水が信州サーモンを育てる。 ブイヨンのエキスは野沢菜で取ったもの。有明産の海苔が彩りと強い風味を加えている。しっとり食感で味は海苔の旨味、サーモンの旨味、そしてブイヨンの高度なバランスがとても美味しい。 ❹瑞穗牛（栃木産）のスープ…下の方には刻まれた牛肉と一緒にキノコ、パプリカが入っている。スプーンで下から掬っていただく。上にはミルクの泡。なんとも肉から出る濃厚な味わいとミルクの淡さ、キノコの食感が楽しく美味しい。いくらでも飲んでいたくなるスープ。 ❺信州豚（松本産）…フォアグラのテリーヌ、上には金柑、上にはキノコのジュレ。…粒マスタードに見えるものは自家製ピクルス。好みで付けて食べる。これも美しい一品、食べるのがもったいなくなるけど、いただきます。金柑の甘さがフォアグラに合う。 ❻福味鶏（信州上田産）…芽の部分がチコリ、葉の部分がトレビスと言われる、紫キャベツに似た野菜を使う。その葉で福味鶏を巻いた料理。味付けにブルーチーズのソースとマヨネーズ、トマト、竹墨を使うひと皿。…信州のブランド鶏の福味鶏をこう使うんだ、とビックリさせられる。僕のような凡人はロールキャベツの変化形と感じてしまうが、それとはちょっと次元の違う味。 ❼信濃雪鱒（信州佐久産）のポワレ… ジャガイモで作ったクレープ、キャビア、その下に信濃雪鱒。青いソースはハーブのオイル、白いソースはフランス・ジュラ地方で作られているユニークな黄色味を帯びた白ワインを使ったモノ。手の込んだ可愛らしいひと品で、これもまた長野らしく、信州雪鱒を味わうことを楽しませてくれる。味も申し分のなく、存分にバリエーションを楽しませてくれる。 ❽近江鴨（滋賀産）…近江鴨のロースト。上にはジロール茸のラビオリ。ポートワインのソース。 ビーツとパセリのピューレが横に添えられている。戸枝さんらしい可愛らしい『枝と葉』の焼き菓子のチュイールも添えられている。鴨肉の火入れが上手で、肉の柔らかさはもちろん、香ばしさ、上質な旨味が伝わってくる。 ❾クリームチーズ（北海道産）…エスプレッソのジュレ、クリームチーズティラミスのような形で下にあるやわかなビスキュイと一緒に楽しむ。これも甘過ぎず、濃厚すぎず、上質な淡い味わい。 ➓和栗（信州小布施産）…小布施の和栗を使った柔らかなムース。そこに胡麻が振り掛けられ、香ばしい。さらには花びらのような生地を焼いたものが付けられている。可愛らしいスイーツ。…ぷにゅぷにゅ食感で面白い。コーヒーと合う。その後もチョコなどのミニャルディーズが出る。 全て手が込んでいて、繊細で、美しく美味しく、器まで魅せる、細部にまで気持ちを込めた料理。なんだか、滅多にお目にかかれないそれぞれの料理で本当に心に伝わって来る。それでいて、コース料金は昼も夜も14,520円（税・サービス料込）と東京では考えられないほどリーズナブル。 恐れ入りました。3テーブルあっても入れるのは2組だけなのかな? 今はシェフと奥様で子育てもあって土日お休みと言うご事情もあり、競争率はさらに厳しそうだけど、絶対にまた来たいと思います。 美味しゅうございました。

モダンで洗練された素敵な空間、マダムのたおやかなサービスに癒されつつとても楽しめました。 お料理もその空間同様、確かな技術に裏打ちされたモダンで洗練された料理の数々が楽しめます。 信州の食材に真摯に向き合い素材の良さを最大限に引き出されたお料理。 前半はモダンで現代的な印象、特にビーツのムース・香草オイルのビビットな色味と、ビーツ・シャインマスカット・オイルとのコンビネーションが絶妙でとてつもなく美味。 それ以降は現代風な装いですが、伝統的な調理技法に基いて提供された、決して重くない繊細でクラシカルなお料理をフィナーレに持ち込みます。徐々に後半に向けて盛り上げていくコースの流れもスムーズで流石。 先付けから小菓子に至るまで細かくキッチと作り込まれていて、お一人でと考えると驚異的なレベルで頭が下がります。 ワインペアリング含めても内容を考えると極めて良心的な価格でした。 予約がなかなか取れないのも納得、素敵なレストランに出会えてとても嬉しかったです。

ツルヤさんのお近くの一軒家レストラン。 席数は少なく、ご主人、婦人の雰囲気、センスも大変良く、落ち着いて食事を楽しめるお店です。 食材は信州産に拘っているのかと思います。 どの料理も緻密に、丁寧に作ってらっしゃるなぁ、、、と安心して食事できます。ワインのチョイスも1級。 軽井沢には値段に見合わない、サービス、雰囲気が残念なお店が多くありますが、こちらは値段、雰囲気、味、全てにおいて大変満足なお店です。 定期的にお邪魔したいです。

美しくて繊細で、とても美味しいお料理でした。 夏だからなのか、全体的にスッキリとした酸味を効かせたお料理が多かったように思います。 スペシャリテの信州サーモンを使った皿は、火入れが素晴らしかったです。 他にも、意外な食材の組み合わせに何度も驚かされました。手間がかかっていました。 また、トエダシェフ自らサーブに来てくれる時があってテンション上がりました。ソムリエの奥様も素敵な方でした。 また、お店の雰囲気もウッディ×黒という組み合わせが多く、軽井沢感があるようなお洒落で居心地のいい空間。少人数の良さです。 お値段は一人15000弱、プラスワインペアリング7500円です。 ひとつワガママを言うなら、ワインボトルをテーブルに置いてほしかったかもです。ラベルとかよく見たかった。 でも大満足でした。 また行きたいです。

料理のオリンピックに出てらっしゃる日本代表の戸枝シェフによる一軒家レストラン。 絶品フレンチと奥様がセレクトする最高のワインのマリアージュが楽しめる。 予約は難しいが、頑張って連絡する価値あり。 季節ごとにに行くべきお店です。

静かな一軒家で頂く和風フレンチ。 ひとつひとつが丁寧。そして、見た目、味の組み合わせに驚かされっぱなしでした。また、ノンアルコールの赤ワインやサングリアもあって車で来ても飲み物も楽しめました。 9,000円という価格は本当にお値打ちだと思います。

My favorite French restaurant in Karuizawa. Run by a young chef and his wife who works as a sommelier. They serve only one fixed course which is carefully and beautifully prepared using locally grown materials. I prefer to visit this restaurant for lunch because bright colors of the interior looks nice in daytime. It's so lovey land cozy. The bright interior goes very well with light and delicate dishes. Reservation is required as only small number of tables are available. 開店から時間が立ち、料理のスタイルも段々と変化し、このお店らしさを確立しつつあるように思います。 基本シェフのおすすめコースなので、すべてを委ねて、どんなお料理が出てくるかワクワクワクしながら、先入観なしに楽しむのが良いでしょう。（2017/11) ----- バイパスから少し入ったところ、湯川のほとりにある小さなレストラン。キッチンは若手のシェフが、サービスはソムリエの奥様が担当。当然とても息があっています。 明るく適度にカジュアルな雰囲気の中で供されるのは、モダンで軽やかなフレンチ。ランチタイムに窓からの明るい光りを楽しみながらというのがとても似合います。 しかし単に今風というのではなく、ベースがしっかりしているので満足感があります。ワインもグラスでもいろいろ楽しめます。 場所のせいかまだまだ知られていませんが、知る人ぞ知る居心地の良い名店。個人的には軽井沢でもっとも好きなお店です。